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森林に放置されている「林地残材」。最近では、バイオマス発電などの燃料として、リサイクルを試みようとする動きもみられます。ただ、現実問題としてまだまだ林地残材が放置されたままになっています。まだまだ改善の余地は大きいといえる状態です。この問題の背景には、リサイクルしても、利益を出すのが難しいという事情があります。このページでは、「林地残材を活用して、かつ採算性を見込める方法があるかどうか」という疑問を調査した研究を紹介しています。
林地残材が利益を生み出しにくいとされているのには、大きな理由がいくつかあります。ここでは、その中から次の2つに焦点を当てて考えています。「運搬にかかる費用の多さ」と「適切な収集場所の決定の難しさ」です。解決方法はあるのでしょうか。
すでに林地残材の収集・買取がおこなわれていた高知県仁淀川町を調査の対象としています。この地域は、森林率がおよそ9割と非常に高いのが特徴的。集積地(土場)へ持ち込まれた林地残材を、それぞれの方法で個人単位で運搬・利用していました。
調査する搬出方法・運搬方法を定義しています。運搬方法は、軽トラックを用いる手軽な方法から4トントラックを用いる大規模な方法まで、複数の運搬方法です。また、搬出した林地残材を配置する土場ですが、この点に関しては、「町近郊にある大規模な土場」と「町内にある廃校の校庭の中間土場」の2タイプを設定。また、土場に集められた林地残材は、1生トンあたり3,500円で販売するという前提になっています。
調査の結果、運搬方法や土場を工夫すれば、しっかりと収益を上げることが可能だとわかりました。1生トンあたり3,500円の林地残材を、木質バイオマスとしてリサイクルする際、黒字になるケースと赤字になるケースをみていきましょう。
ただし、この調査は高知県仁淀川町の場合なので、すべての地域に当てはまる結果だとは限りません。ただ、ひとつの目安として、大変参考になります。また、別の地域で採算性のあるビジネスモデルを考える上で、重要となるヒントも含まれているはずです。
参考URL:「地域に根ざした脱温暖化・環境共生社会」研究開発プロジェクト( https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/seikasenshu/2013/documents/p24-25.pdf)
木を選ばない
唯一無二のプラントを持つ
バイオマスエナジー社
木を原料に温風や水蒸気、バイオマスガスといった新たなエネルギーとしてリサイクルする画期的手法が、木質バイオマス。しかし、これまでバイオマスを燃やすプラントには燃料の制限があり、使いたい木材に対応できないというものばかりでした。
そうしたなかで、どんな木でも燃やせるプラントを誕生させたのが、バイオマスエナジー社です。当サイトでは、唯一無二のプラントを持つバイオマスエナジー社(2019年7月現在)に取材協力を依頼。実際にどんなプラントなのか、そしてコスト削減はどれくらいか。現地取材しレポートにまとめたので、ぜひご覧ください。