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このページでは、京都府における木質バイオマスの導入事例や、それに関連した補助制度などについて詳しく解説しています。
2017年5月に、「京都市木質ペレットボイラー導入補助金」を活用したプロジェクトの一環として、オコフェン社製ペレットボイラーが京北くろだ里の駅プロジェクトに導入されました。
プロジェクトでは、京都市内で採取された間伐材をベースに作られた木質ペレットを燃料として、ボイラーの熱エネルギーを作り出しています。また、産生された熱エネルギーは古民家の床暖房やカフェレストランの給湯などに利用されています。
2020年4月から、大阪市に本社を置く林ベニヤ産業が舞鶴市平で建設していた「林ベニヤ舞鶴バイオ発電所」が営業運転をスタートさせています。
発電所は木質チップを燃料としており、出力6800kWで、一般家庭の消費電力に換算すればおよそ1万5千世帯分となっており、操業開始時点で京都府内最大の木質バイオマス発電所となりました。
また、発電所で使用される木質チップの大部分は、林ベニヤ産業の自社工場で出された合板端材が元となっていますが、一部は舞鶴市の山林で採取された間伐材などが用いられており、京都府内の持続型社会の構築に貢献しています。
京丹波町では平成28年度に「京丹波町バイオマス産業都市構想」を掲げて、地域のバイオマス資源を積極的に活用して持続型社会を根幹としたまちづくり構想を策定しました。そしてそのバイオマス産業都市構想の一環として、製材用材の生産過程で発生した木質バイオマスを有効活用するために、保育所や庁舎、民間の福祉施設などに木質ボイラーや薪ストーブを導入して、木質チップを燃料とした熱エネルギーの再利用を行っています。
計画は段階的に拡大されており、平成28年度には京丹波町の和知地区や京丹波町全域で木質チップボイラーを導入して、さらに平成29年度にかけて民間施設へ利用範囲を拡大しました。また、平成32年度(令和2年度)には新庁舎へ木質バイオチップボイラーを導入し、暖房や給湯の熱源として活用しています。
なお、木質ボイラーの普及が進んで木質バイオマス需要が拡大する事態に備えて、新たなチップ製造施設の整備も計画内に含まれています。
京都市の地域産材である「みやこ杣木」への需要を拡大し、地域の木材関連業界の活性化や森林環境の保全を叶えるために、市内の住宅や店舗の新築・増改築を対象としたみやこ杣木製品を提供する制度です。
地域の木材関連事業者などの活性化を目指す事業として、木造の省エネ住宅や建築物の新築や整備・省エネ改修に対して、費用の一部を負担する補助制度です。また、地域で採取された木材(地域材)を使用する場合において、さらなる補助金の増額が行われることも見逃せません。
本事業を支援する機関として、地域型住宅グリーン化事業評価事務局が組織されています。
京都市は平成23年3月から、京都市バイオマス活用推進計画を策定し、段階的に様々な補助制度や支援制度を計画してきました。2009年からは木質ペレットストーブの導入助成をスタートし、2010年からは木質ペレットボイラー導入助成を開始するなど、木質バイオマスを活用する社会づくりのための取り組みを進めています。
なお、計画では2050年度までの長期目標も掲げられており、平成29年度には国の「バイオマス産業都市」としても選定されています。
木を選ばない
唯一無二のプラントを持つ
バイオマスエナジー社
木を原料に温風や水蒸気、バイオマスガスといった新たなエネルギーとしてリサイクルする画期的手法が、木質バイオマス。しかし、これまでバイオマスを燃やすプラントには燃料の制限があり、使いたい木材に対応できないというものばかりでした。
そうしたなかで、どんな木でも燃やせるプラントを誕生させたのが、バイオマスエナジー社です。当サイトでは、唯一無二のプラントを持つバイオマスエナジー社(2019年7月現在)に取材協力を依頼。実際にどんなプラントなのか、そしてコスト削減はどれくらいか。現地取材しレポートにまとめたので、ぜひご覧ください。