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こちらでは、木質バイオマスを導入する際に得られる補助金について、その種類や内容、条件などを取りまとめてご紹介していきたいと思います。
かつての家庭用太陽光発電システムに対する国、都道府県、市区町村からの補助金や、エコカー減税などは記憶に新しいところですね。地球温暖化防止の観点から、二酸化炭素(CO2)排出の抑制に寄与する製品の購入には、一定の補助金を配布することで、その普及を推進するというのが狙いです。
そして木質バイオマスもまた、エコの観点から高い注目を集めているシステムに他なりません。間伐材や木材加工の過程において排出される木屑など、本来はゴミとして廃棄される木質類を、燃料として有効活用する点がひとつ。
さらにもうひとつ見逃せないのは、こうした木質燃料は、重油や灯油、ガソリンなどの化石由来燃料に比べ、地球温暖化防止に寄与するという点です。そもそも木質類というものは、伐採される前の自然木の時点で、光合成によって二酸化炭素の吸収と酸素の排出を行なっています。また木材となってからも呼吸はしています。つまり、木質類を燃やしても二酸化炭素は発生しますが、それ以前に吸収を行なっているため、化石燃料のように、新たな二酸化炭素を排出させることにはならないからです。
以上のようなメリットゆえに、木質バイオマスの導入にも、補助金制度が設けられています。これから木質バイオマスを導入しようと検討されている場合は、賢く利用することも、視野に入れてはどうでしょうか?
産学金官が連携し、地域の資源と資金を活用して雇用吸収力の大きい地域密着型事業の立ち上げを支援するというもの。国などが開発・支援して実証段階にある新技術を活用した事業を立ち上げる場合に適用され、木質バイオマスもその対象。その他、古民家を再利用する観光まちづくりなどにも適用されます。
公費による交付額は上限2,500万円。ただし、融資額(又は出資額)が公費による交付額の1.5倍以上2倍未満の場合は上限3,500万円。2倍以上 の場合は上限5,000万円となっています。
バイオマス熱利用やバイオマス燃料製造など、再生可能エネルギー熱利用の設備導入を検討している民間事業者を対象とした制度です。
バイオマスの他にも、太陽熱利用や地熱利用、温度差エネルギー利用などでも利用可能。設計費、設備費、工事費などの補助対象費用の1/3、上限1億円までとなっています。
自家消費型・地産地消型の再生可能エネルギーの自立的な普及を促進することを目的に実施されているもの。木質バイオマスによる給湯や暖房、大規模太陽光発電と蓄電池システムの導入などが対象となり、地方公共団体や民間事業者が申し込み可能。木質バイオマスの場合、条件によって費用の1/2以内~2/3以内を上限に補助されます。
こちらは資源エネルギー庁が民間事業者を対象に行なうものであり、メインとなっている分散型エネルギーシステム構築に加え「再生可能エネルギー熱事業」の支援も実施。バイオマス熱利用とバイオマス燃料製造も対象となっています。(その他、太陽熱利用や地中熱利用も対象)。補助率は通常で1/3以内、地方公共団体から認定を受けた先導的事業の場合は上限2/3以内となっています。
こちらは林野庁が行なっているもので、木材の安定供給や流通コストの削減、木材産業等競争力強化対策などを行なう事業者に対する補助金が交付されるというもの。その対象のひとつとして、「木質バイオマス利用促進施設の整備」も挙げられています。とりわけ、地域連携のもとで熱利用または熱電併給に取り組む「地域内エコシステム」に対しての支援を重点的に行なうとしています。交付率は内容に応じて、1/3~1/2以内とのこと。
上記のような官公庁による補助金のほかにも、都道府県や市区町村が行なっているバイオマス関連の補助金というものもあります。たとえば、北海道では「林業・木材産業改善資金」と題し、森林所有者や素材生産業者、林業労働従事者などを対象に、改善資金の貸付が行なわれています。限度額は個人1,500万円、会社3,000万円、団体5,000万円。
また宮城県の黒川郡大衡村では村内に事業所を有する法人または団体が木質バイオマスを燃料としたボイラーを新規購入する場合、購入費の5/100まで上限500万円までの補助金が受けられるといった具合です。
これらはほんの一例で、その他にも都道府県や市区町村ごとに、木質バイオマスへの補助金制度た多数存在しています。事業所の所在地でどのような補助金制度が用意されているか、ぜひチェックしてみてください。
以上のとおり、木質バイオマスは近年、急速にその注目度を高めており、国や都道府県、市区町村単位でも、その導入支援が積極的に行なわれています。
温暖化対策と廃棄木材資源の有効活用という一石二鳥の効果が、ようやく評価されてきたということでしょう。もちろんクリアしなければならない課題も多いものの、今後も成長が期待できると言ってよいでしょう。
木を選ばない
唯一無二のプラントを持つ
バイオマスエナジー社
木を原料に温風や水蒸気、バイオマスガスといった新たなエネルギーとしてリサイクルする画期的手法が、木質バイオマス。しかし、これまでバイオマスを燃やすプラントには燃料の制限があり、使いたい木材に対応できないというものばかりでした。
そうしたなかで、どんな木でも燃やせるプラントを誕生させたのが、バイオマスエナジー社です。当サイトでは、唯一無二のプラントを持つバイオマスエナジー社(2019年7月現在)に取材協力を依頼。実際にどんなプラントなのか、そしてコスト削減はどれくらいか。現地取材しレポートにまとめたので、ぜひご覧ください。