sponsored by バイオマスエナジー社
富山県で木質バイオマスを導入している施設の事例と、木質バイオマス関連の事業者に対する富山県の補助制度についてみていきましょう。
富山県で木質バイオマスを導入している施設について、発電施設とエコエネルギーをテーマにした体験型施設について紹介します。
射水市には、山林内に放置されることが多くあった低質未利用間伐材等を燃料として有効活用するための施設として、株式会社グリーンエネルギー北陸が「木質バイオマス発電」が建設されました。
燃料の供給は県内の森林組合などから未利用間伐材等が供給され、森林所有者に利益を還元し、県森林組合連合会と長期の供給協定を締結することで、安定した供給体制が構築できています。この発電所の建設により、森林整備の促進、さらに未利用間伐材の安定的な需要先の確保、主伐、再造林といった森林資源の循環利用が実現しています。
発電出力は、5,750kW(うち売電約4,900kW)で、年間売電量は約39,120MWh(約10,800世帯分)となっています。また、発電所や木質チップ製造工場などの運営に必要な人員確保として、地元に新規雇用を創出しています。
富山市では、森林資源から生み出される木質バイオマスのほか、豊富な包蔵量を誇る水力、さらに太陽光や循環型バイオマス燃料製造など、市の地域特性を活かした多様な再生可能エネルギーが広く活用されています。これら新しいエネルギー施設を、ひとつのエネルギーパークとみなし、体験型エネルギーパーク「富山市次世代エネルギーパーク」として連携をはかりながら、小中学生に向けた環境学習や、市民のエコツアーなどの啓発事業にも取り組んでいます。
この「富山市次世代エネルギーパーク」の木質バイオマス施設として、富山市の丸新志鷹建設株式会社の木質ペレット製造施設が登録。同施設は、バイオマス資源の有効利用を目的として、平成22年3月に建設され、年間約1,500tの木質ペレットの生産を可能としています。生産された木質ペレットは一般家庭や、公共施設などで利用される木質ペレットストーブや、温水プールの加温用ペレットボイラーなどに活用されているようです。
富山県でバイオマス関連の事業を行う場合の保証制度について、対象者や金額の目安、担当窓口などを解説していきます。
富山県南砺市では、二酸化炭素の排出の心配がないバイオマスエネルギーの利活用を推進するため、薪または、木質ペレットを燃料として使用するストーブを設置費用に対する補助金制度を設けています。補助金は、ペレットストーブ等本体の購入と設置・配管に要する経費が対象で、補助率は2分の1以内となっています。なお、1つの建物につき1回のみの補助で上限は10万円です。
ただし、この補助金の対象者は市内に住所を有している市民または、市内に事務所がある法人や団体となっており、ペレットストーブの設置場所も市内でなければ補助は受けられません。その他にも対象となる条件が定められているため事前に担当の「南砺市エコビレッジ推進課」に確認しましょう。
そのほか、富山県下では、富山市、上市町、立山町、小矢部市もペレットストーブ設置のための補助金制度を設けています。
富山県では、再生可能エネルギーの普及のために、太陽光や水力などによる発電設備の導入に必要となる事業資金を融資する制度を設け、豊富な水資源や地熱資源など、地域の特性を活かしながら、環境・エネルギー先端県の実現を推進しています。
この「富山県中小企業融資制度(再生可能エネルギー利用促進資金)」の対象は、太陽光、風力、中小水力のほか、バイオマス、地熱再生可能エネルギーを利用した発電設備の導入を行う中小企業者となっており、設備投資に伴う運転式を補助します。担当は富山県の「商工労働部地域産業支援課」です。
木を選ばない
唯一無二のプラントを持つ
バイオマスエナジー社
木を原料に温風や水蒸気、バイオマスガスといった新たなエネルギーとしてリサイクルする画期的手法が、木質バイオマス。しかし、これまでバイオマスを燃やすプラントには燃料の制限があり、使いたい木材に対応できないというものばかりでした。
そうしたなかで、どんな木でも燃やせるプラントを誕生させたのが、バイオマスエナジー社です。当サイトでは、唯一無二のプラントを持つバイオマスエナジー社(2019年7月現在)に取材協力を依頼。実際にどんなプラントなのか、そしてコスト削減はどれくらいか。現地取材しレポートにまとめたので、ぜひご覧ください。