群馬県の木質バイオマス導入事例

このページでは、群馬県で導入された木質バイオマス関連施設の事例や、群馬県で受けられる補助制度などについてまとめました。

群馬県での木質バイオマス導入事例

事例1.上野村「木質バイオマスガス化電熱併給施設」

村面積の95%が森林エリアという群馬県上野村において、林業の活性化や搬出間伐の推進計画の一環としてペレット製造工場が建設されました。また、椎茸の生産工程において、温度管理に必要なエネルギーコストの確保が重要になったことから、ペレットを燃料としたガス化発電施設が導入されており、生み出した電気や熱を椎茸生産工程へ供給していることもポイントです。

導入経緯として、発電施設として活用するだけではエネルギー供給事業の採算性に疑問がありました。しかし、椎茸生産事業への活用や、地元の雇用創出効果などを考慮して、トータルのメリットが追求されたことも重要です。

なお、上野村の木質バイオマスガス化電熱併給施設がもたらした効果の一例として、雇用創出効果による移住者が増加し(村人口の2割)、さらに椎茸生産事業の経営が黒字化するといったメリットを得られたとのことです。

事例2.前橋市「粕川温泉元気ランドの木質バイオマスボイラー導入事例」

前橋市では、地域バイオマス資源の活用による「前橋市分散型エネルギーインフラプロジェクト」を策定し、その一環として複数の施設に木質バイオマスボイラーが導入されました。

道の駅「粕川温泉元気ランド」では、550kWの木質バイオマスボイラーを2台導入し、温泉施設に関連して発生する給湯負荷の82%の熱供給を実現。また、木質バイオマスボイラーだけで熱エネルギーの生産が不足する場合、重油ボイラーをバックアップとして活用するハイブリッドシステムを構築していることもポイントです。

特に、5月から10月までの期間は、化石燃料を使用しなくても木質バイオマスだけでエネルギー供給が実現しており、効率的な運用が実施しているそうです。

事例3.前橋市「日赤跡地の木質バイオマスボイラー導入事例」

前橋市の日赤跡地では、夜間急病診療所や特別養護老人ホーム、養護学校、さらにはマンション(住居スペース)などの複合施設が新設され、その給湯負荷や冷暖房負荷を支えるエネルギー供給源として木質バイオマス燃料を活用した熱電併給システム(コジェネレーションシステム)が導入されました。

具体的には、1200kWの木質バイオマスボイラーが2台導入され、日赤跡地エリアにおける給湯負荷や冷暖房負荷のおよそ100%のエネルギーを支えられるようになっています。

なお、一年間のうち8月だけは月の冷暖房負荷が最大になるため、化石燃料を活用した都市ガスボイラーと吸収式冷凍機によるバックアップ体制も導入されています。

群馬県で受けられるバイオマス関連の補助制度

群馬県バイオマス活用推進計画(平成24年度~平成33年度)

群馬県では、自治体の特性として農林業が盛んであり、木質バイオマスの供給体制が整えやすいことから、平成24年3月に「群馬県バイオマス活用推進計画」を策定して、平成33年度(令和3年度)までの5カ年事業を進めてきました。

特に木質バイオマス関連では平成15年度から進められてきた各種モデル事業や研究調査などとも連携して、幅広い活用法が検討されています。

木質燃料ストーブ購入費補助金

前橋市では木質バイオマスストーブを新しく購入しようとする個人のうち、前橋・赤城地域を含む富士見・宮城・大胡・粕川・芳賀地区に在住の個人に対して、1世帯に1基を限度として最大15万円(必要経費の2分の1)を助成しています。

取材協力
バイオマスエナジー社の公式HPキャプチャ
引用元HP:バイオマスエナジー社公式HP
https://www.bme.co.jp/wp/

木を選ばない
唯一無二のプラントを持つ
バイオマスエナジー社

木を原料に温風や水蒸気、バイオマスガスといった新たなエネルギーとしてリサイクルする画期的手法が、木質バイオマス。しかし、これまでバイオマスを燃やすプラントには燃料の制限があり、使いたい木材に対応できないというものばかりでした。

そうしたなかで、どんな木でも燃やせるプラントを誕生させたのが、バイオマスエナジー社です。当サイトでは、唯一無二のプラントを持つバイオマスエナジー社(2019年7月現在)に取材協力を依頼。実際にどんなプラントなのか、そしてコスト削減はどれくらいか。現地取材しレポートにまとめたので、ぜひご覧ください。

コスト削減の切り札!?
木質バイオマスの
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