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分別の手間や運搬コストなどで優位性を持つ木材のサーマルリサイクルについて、わかりやすく説明します。
廃棄物を焼却する時に発生する熱エネルギーを活用して、発電したり温水や冷暖房に利用したりすることをサーマルリサイクルといいます。
「循環型社会形成推進基本法第7条」という法律では、資源の再使用や再生利用と並んで熱エネルギーの回収が定義づけられていますし、2010年に改正された廃棄物処理法で廃棄物焼却に伴う熱エネルギーを活用することが求められています。
マテリアルリサイクルできるものでも、その多くは最終的に廃棄することになるもの。焼却に伴う熱エネルギーの有効活用は近年急に始まったわけではなく、日本でも1970年代から工場の排熱を使ったエネルギー施設は広まってきている歴史があるのです。
なお、マテリアルリサイクルは廃棄物を分別したり洗浄したり、そして加工して再商品化する必要があります。それに比べると、サーマルリサイクルは焼却時の熱を利用する仕組みなので、より効率的な資源のリサイクルになるという側面があります。
たとえば、ゴミ焼却を例にとると、紙やプラスチックといった燃えやすい物質が混在しているからこそ、充分に燃焼させることができます。従って、手間をかけて分別すること自体、逆効果になる面があるわけです。
サーマルリサイクルは廃棄物を焼却するため、有害物質の排出が懸念されます。ダイオキシンなどがその象徴です。しかし、焼却時に有害物質を排出していたのは過去の話。これは、比較的低音で焼却していたことが主な理由です。
一方、近年の焼却施設では高温焼却が可能となり、ハイレベルな排ガス処理装置も備えていることで有害物質の排出を防いでいます。同時に、かつてはプラスチックに含まれる塩素が焼却時のダイオキシン発生要因となっていたのが、いまでは塩素を使わないプラスチックが普及していることも好影響になっています。
社会背景としてはゴミの排出量が増えている側面もあり、各自治体や企業などがサーマルリサイクルに取り組む事例も増えていますが、こうした排出物質に関しては十分な対策がなされる必要があるわけです。
また、焼却するという点でもうひとつ気になるのがCO2排出量。その点では木質廃棄物を燃料の原材料とすることで、カーボン・ニュートラルという考え方ができます。
植物はそもそも光合成によって二酸化炭素を吸収して酸素を排出します。吸収された二酸化炭素は炭素として蓄積されて、木材として使われても排出されることはなく、焼却した場合は二酸化炭素に戻るというサイクルがあるわけです。
つまり、植物由来の木質廃棄物を燃やした際に発生する二酸化炭素は、かつて大気に存在していたものが年月を経て戻ったもので、焼却したから増えたわけでなく、プラスマイナスゼロ。ニュートラルな状態でサイクルが回ることをカーボン・ニュートラルといいます。
バイオマス燃料とは、動物や植物に由来する資源を使った燃料を意味します。動物の排泄物や生ゴミなどもリサイクルの対象ですし、植物由来のエタノールなども含まれます。このうち、端材や廃材など木くずを利用するのが、木材のサーマルリサイクルです。
木質バイオマスとしての燃料として木材を使うことで、温水・温風・水蒸気といった用途に再利用が可能。余った木材などを有効活用できるこの木質バイオマスを、多くの企業や自治体が注目しているのです。
木質バイオマスを導入するうえで重要なのは、原料を燃やすプラント選びです。というのも、基本的に原料に制限があるプラントが多く、最適なプラントでないとエネルギー効率が悪いばかりか、最悪の場合停止してしまうからです。
対照的に、木質ならなんでも燃やせるプラントを開発したのが、バイオマスエナジー社です。そのフレキシブルなプラントに、多くの企業が注目を集めています。
木を選ばない
唯一無二のプラントを持つ
バイオマスエナジー社
木を原料に温風や水蒸気、バイオマスガスといった新たなエネルギーとしてリサイクルする画期的手法が、木質バイオマス。しかし、これまでバイオマスを燃やすプラントには燃料の制限があり、使いたい木材に対応できないというものばかりでした。
そうしたなかで、どんな木でも燃やせるプラントを誕生させたのが、バイオマスエナジー社です。当サイトでは、唯一無二のプラントを持つバイオマスエナジー社(2019年7月現在)に取材協力を依頼。実際にどんなプラントなのか、そしてコスト削減はどれくらいか。現地取材しレポートにまとめたので、ぜひご覧ください。