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このページでは、小規模木質バイオマス発電を運転する際に発生するコストについて説明しています。
設備を導入して発電を行った場合に、どういった方法で発電事業を行うべきなのかをみていきましょう。事業を継続させるためにおさえておきたいポイント、採算は見込めるのか、などの疑問へのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
ただし、地域ごとに燃料の調達条件や熱利用先の条件その他に差があります。実際に事業を計画する場合には、細かい諸条件を分析する必要があります。その点も意識しておきましょう。
ひとくちに小規模木質バイオマス発電と言っても、複数の発電方式が存在します。今回は「蒸気タービンシステム」、「ORCシステム」、「ガス化システム」の3つについて、採算性があるのをコストの構造から解説します。
(※システムの具体的な発電出力を適当に設定。いずれの方式の場合も、未利用木材を燃料として利用し、かつFITが定める売電価格(40円/kWh)を前提としています。)
蒸気タービン方式(発電出力:1,600kW)では、次の2つの条件をクリアした場合に採算がとれることが見込まれます。
ただし、発電コストはIRRはチップの単価により、かなり大きな影響を受けます。低い単価で安定してチップを調達できるかどうかが鍵です。
ORCシステム (発電出力:1,000 kW)では、次の2 つの条件をクリアした場合に採算がとれることが見込まれます。
ORCシステムシステムを導入する場合も、やはり安価な燃料を安定的に調達できるか否かが鍵です。また、高い熱効率を実現して熱を活用できた場合でも、需要がそれに追いつかなければ、ビジネスとして成立させるのは難しくなってしまいます。
ガス化システム(発電出力:165kW)では、次の2つの条件をクリアした場合に採算がとれることが見込まれます。
日本国内における間伐材を利用したペレットの価格は、高い傾向があります。そのため、上述の条件を満たすことはなかなか厳めです。ただ、バイオマス発電の普及が進むにつれ、この事業に関連する環境もかわっていくはずです。たとえば、今後、国内で大規模な生産拠点が整備される可能性もあります。
その場合なら、採算性を見込める「1トンあたり3万5,000円」をさらに下回る、「1トンあたり3万円」のペレットが流通する可能性もゼロではありません。そうなると、当然発電コストは下がり、採算性がアップすることになります。導入を恐れるだけではなく、先見性を見出すことも今後必要になると言えるでしょう。
木を選ばない
唯一無二のプラントを持つ
バイオマスエナジー社
木を原料に温風や水蒸気、バイオマスガスといった新たなエネルギーとしてリサイクルする画期的手法が、木質バイオマス。しかし、これまでバイオマスを燃やすプラントには燃料の制限があり、使いたい木材に対応できないというものばかりでした。
そうしたなかで、どんな木でも燃やせるプラントを誕生させたのが、バイオマスエナジー社です。当サイトでは、唯一無二のプラントを持つバイオマスエナジー社(2019年7月現在)に取材協力を依頼。実際にどんなプラントなのか、そしてコスト削減はどれくらいか。現地取材しレポートにまとめたので、ぜひご覧ください。