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徳島県内で木質バイオマスを導入している事例を紹介します。徳島県で木質バイオマスを導入する企業や団体が、どのような補助を受けられるのかも確認しておきましょう。
徳島県内で、木質バイオマス燃料を導入している事例を5つ紹介します。
吉野川市には、診療所と、そこに隣接する老人ホームで木質チップボイラーを導入している事例があります。
ボイラーで発生させた熱を、施設の暖房や給湯に活用。オーストリアから輸入した24時間自動運用できるタイプの木質チップボイラーです。ヨーロッパで研修を受け、入念な準備のもとに設置しています。
木質チップボイラーと、給湯用の熱交換器の導入費用には、国の補助を利用。将来的には竹チップの燃焼実験も視野に入れて、さまざまな工夫をしている事例です。
徳島市には、花の温室の熱源として利用するために、木質バイオマスボイラーを導入している事例があります。
導入したのは、設置が簡単とされる「コンテナボイラー」というタイプ1台。クレーンで吊って設置するだけの簡単な工事で導入できるタイプで、この事例では「2日」という短期間の施工で完了しています。
ボイラーで発生させた熱を、温風機を使って温室内へ送る仕組みです。年間で約40トンのCO2削減に成功しています。
勝浦郡上勝町には、木質バイオマスボイラーを、温泉を加熱するために導入している事例があります。宿泊もできる温泉施設で、使用している燃料の種類は木質チップです。
「250kw」と「500kw」の木質バイオマスボイラーを1台ずつ導入し、温泉を加熱するだけでなく、施設内の給湯、部屋の暖房にも活用しています。平成18年度のデータでは、年間で約32tのCO2削減に成功した事例です。
阿南市には、木質バイオマス発電所があります。年間で約4万kWを発電できる規模の発電所です。FIT(固定価格買取制度)を利用した売電によって収益を得ています。
高温に熱した砂を利用することで燃焼効率を高める「流動層ボイラー」と、蒸気タービンを組み合わせて発電しています。
燃料は徳島県内を中心に集めた「間伐材」などを使用。地元の木材を有効活用することで、地域の林業の活性化などにも貢献している事例です。
三好市は、バイオマスタウンの認可を受けたことをきっかけに、薪ボイラーの利活用を推進した事例があります。
検討段階では、木質チップやペレットなど、他のタイプの燃料も候補に挙がっていましたが、加工コストの低さを考慮して、「薪」を選択。市内にある5カ所の公営温泉施設に薪ボイラーを導入して、そこに薪を供給するシステムを作りました。
薪の加工・供給を行うのは、三好市の第三セクターです。従来使用していたガス・重油ボイラーを置換することによる導入で、平成28年度のデータでは、ガスの使用量を「19%」、重油の使用量を「36%」削減することに成功しているようです。
徳島県でバイオマス関連の設備を導入する場合、どのような補助を受けられるのでしょうか。利用できる事業者の条件を含めて、詳しく確認しておきましょう。
徳島県では、低金利の融資制度として、「自然エネルギー立県とくしま推進資金貸付制度」が用意されています。バイオマスを含む自然エネルギーを導入する、県内の中小企業が対象です。
融資対象の経費として「自然エネルギー等設備の導入経費」が挙げられていて、その中に「バイオマスエネルギー利用設備」が含まれています。融資限度額は「1億円」で、利率は最大で「1.9%」です。
この融資制度に関する問い合わせは、県の危機管理環境部「環境首都課」で受け付けています。
木を選ばない
唯一無二のプラントを持つ
バイオマスエナジー社
木を原料に温風や水蒸気、バイオマスガスといった新たなエネルギーとしてリサイクルする画期的手法が、木質バイオマス。しかし、これまでバイオマスを燃やすプラントには燃料の制限があり、使いたい木材に対応できないというものばかりでした。
そうしたなかで、どんな木でも燃やせるプラントを誕生させたのが、バイオマスエナジー社です。当サイトでは、唯一無二のプラントを持つバイオマスエナジー社(2019年7月現在)に取材協力を依頼。実際にどんなプラントなのか、そしてコスト削減はどれくらいか。現地取材しレポートにまとめたので、ぜひご覧ください。