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近年注目が高まりつつあるバイオマス。このページでは、バイオマスに関連する専門用語について、意味をわかりやすく説明しています。
英語でのつづりはbiomassとなります。bioには「生物資源」、そしてmassには「量」の概念があります。一般的に「バイオマス=化石燃料以外の再生可能な生物由来の有機性資源」と認識されている言葉です。近ごろ耳にすることの多い「バイオマスエネルギー」とは、つまり化石燃料を使用せずに、「バイオマスを利用して得られるエネルギー」の意味です。
発電するために利用される、乾燥材や湿潤材などを材料とした燃料を、バイオマス燃料と呼びます。次のように、大きく3つに分類することができます。
また、バイオマス燃料の種類によって、発電方法はさまざまです。
バイオマス燃料のひとつである乾燥材のうち、余った木材など、木質系のものが「木質バイオマス」です。ただ、ひとくちに木製バイオマスといっても、含まれる水分量などそれぞれの性質を理解したうえで、対応可能な設備を選択する必要があります。木質バイオマスには、製材工場等残材や建設発生木材、そして間伐材・林地残材などがあります。
製材工場などで発生する残材のことです。樹皮やのこ屑など、多くの種類があり、年間でおよそ640万トンにもおよぶ分量が発生しています。そのうち、およそ97%にあたる621万トンが、何らかのかたちで再利用されている状態(エネルギー用以外に、木質ボードや製紙原料などとしての利用を合わせた数字)です。
住宅などの建築物を解体したり、あるいは土木工事の現場などで発生する木材のことです。年間でおよそ500万トンもの分量が生じます。そのうち、およそ94%にあたる470万トンが、何らかのかたちで再利用されている状態(エネルギー用以外に、木質ボードや製紙原料、あるいは家畜敷料などとしての利用を合わせた数字)です。
伐採された木材のうち、利用されずに林地に残されたままになっている未利用の木材を指します。年間で、およそ2,000万立方m2発生しています。製材工場等残材や建設発生木材と異なり、これらが未利用のままになっているのは、施業の集約化が遅れや路網の整備が進んでいないためです。木質バイオマスの利用拡大をはかるためには、間伐材・林地残材を活用できるかどうかが、重要なカギとなります。
動植物の死骸などが長い時間をかけて変質したものです。燃料資源としては、石炭や石油、天然ガスなどが代表的です。価格の高騰などにともない、近年では、化石燃料に替わってバイオマス燃料が注目されつつあります。
バイオマス燃料を利用して発電する方法です。CO2排出量の削減に貢献するため、地球温暖化防止にもつながる注目の発電方法です。太陽光発電や風力発電などのように、自然の状態に大きく左右されることがありません。バイオマス発電は、燃料を投入すれば発電を安定して続けられため、一定の発電量が見込めるだけでなく、発電量の調整も可能です。
乾燥した木材を細分した木質のバイオマス燃料です。圧縮されて、直径およそ6~8mm・長さおよそ5~40mmの円筒形に成形されています。乾燥しているため着火しやすく、また、円筒状に加工されているため運搬も容易です。つまり木質ペレットとは「燃料として取り扱いやすく加工したバイオマス燃料」であるといえます。ストーブやボイラーの燃料として利用可能です。
リサイクルの種類のひとつです。「材料」を意味するマテリアルという言葉どおり、「材料リサイクル」とも呼ばれています。いったん不用品となったものを、製品の原料・材料として再利用するリサイクルです。たとえば、不要な木材を粉砕し再生したものを使って「木を素材とした道具や物」をつくることができます。
リサイクルの種類のひとつです。「熱」を意味するサーマルという言葉どおり、物を燃やすときに生じる熱エネルギーを活用します。新しい発電方法として、現在注目を集めつつあるリサイクルです。
そもそもボイラーとは、熱源機器のことで、燃料を燃焼させて水蒸気や温水を得るための設備です。バイオマスボイラーは、従来のボイラーのように化石燃料を使用せず、木材などのバイオマス燃料を使用します。現在、バイオマスボイラー導入を促進する一環として、助成金制度が設けられています。
木を選ばない
唯一無二のプラントを持つ
バイオマスエナジー社
木を原料に温風や水蒸気、バイオマスガスといった新たなエネルギーとしてリサイクルする画期的手法が、木質バイオマス。しかし、これまでバイオマスを燃やすプラントには燃料の制限があり、使いたい木材に対応できないというものばかりでした。
そうしたなかで、どんな木でも燃やせるプラントを誕生させたのが、バイオマスエナジー社です。当サイトでは、唯一無二のプラントを持つバイオマスエナジー社(2019年7月現在)に取材協力を依頼。実際にどんなプラントなのか、そしてコスト削減はどれくらいか。現地取材しレポートにまとめたので、ぜひご覧ください。