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このページでは、兵庫県の木質バイオマス導入事例や、木質バイオマス関連の補助金・補助制度などについて、具体的な事例を参照しながら詳しく解説しています。
兵庫県の朝来市では、兵庫県と朝来市、株式会社関電エネルギーソリューション、公益社団法人兵庫みどり公社など複数の団体・企業が協同して2016年12月1日に木質バイオマス発電所を建設しました。
設備容量5,600kWを誇る同発電所は、県内の間伐で伐採されたものの、森林内に残されたままになっていた未利用木材を燃料用チップとして活用。資材の搬出から発電まで一元化する「兵庫モデル」として運用されています。
宍粟市にある株式会社しそうの森の木では、自社建材工場の作業過程で発生した端材を加工し、県産材100%の木質ペレット燃料として販売。さらに同燃料を活用したペレットストーブ設置事業を行っています。
木質ペレットは市内の温水プールや介護施設のボイラーへ燃料源として供給されたり、一般家庭向けに販売されたりと、幅広い用途で活用しているようです。
また、木質ペレットの原材料であるオガ粉は、これまで有償処分や無償譲渡によって処理されていました。しかし木質ペレットとして活用することで廃棄物の削減に成功。今まで廃棄していたオガ粉を県内でエネルギーとして消費することで、地球環境や地域経済にも貢献しています。
丹波市では平成16年10月から、製材所の廃材として発生した年間35万トンの木材チップを活用して、バイオマス発電所で発電する取り組みを実施。発電した電気は所内の設備を稼働させるために使われている他、関西電力への売電にも用いられており、環境効果や廃材などの効率的な運用体制が確立しています。
なお、同事業は兵庫パルプ工業株式会社を主体として新エネルギー事業者支援対策費補助金(NEDO)の認定を受けて、発電施設の建設費はトータルで48億円となりました。
株式会社宮下木材では、自社工場の作業過程で発生する製材端材の木くずについて、再資源化する取り組みを平成12年8月より開始。平成14年からは地域で発生する木くずについての受け入れも始めました。
木くずは破砕や粉体化といった工程を経ることで、建設資材の原料や道路の舗装時に使用するウッドチップ、線香の原料など、様々な製品に再利用されています。
兵庫県内のバイオマス利活用を推進する目的で、バイオマスの利活用に取り組んでいるプロジェクトを「ひょうごバイオマスecoモデル」として認定・登録し、兵庫県が積極的にPRを行っています。
同制度の募集は毎年度に1回行われており、団体・民間事業者・NPO法人などが対象です。学識経験者の意見を参考に審査され、最終的に県が登録取組を決定します。
薪ストーブや木質ペレットストーブといった、木質バイオマス暖房機器の購入・設置費用の一部を兵庫県に負担してもらえる事業です。対象は西播磨地域内の市町に居住する個人や事業所を有する法人となっており、1万5千円以上の新品を導入する際に実支出額の2分の1以内(上限1万2千円)が補助されます。
木を選ばない
唯一無二のプラントを持つ
バイオマスエナジー社
木を原料に温風や水蒸気、バイオマスガスといった新たなエネルギーとしてリサイクルする画期的手法が、木質バイオマス。しかし、これまでバイオマスを燃やすプラントには燃料の制限があり、使いたい木材に対応できないというものばかりでした。
そうしたなかで、どんな木でも燃やせるプラントを誕生させたのが、バイオマスエナジー社です。当サイトでは、唯一無二のプラントを持つバイオマスエナジー社(2019年7月現在)に取材協力を依頼。実際にどんなプラントなのか、そしてコスト削減はどれくらいか。現地取材しレポートにまとめたので、ぜひご覧ください。