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木質バイオマスの有効利用へ積極的に取り組んでいる三重県に関して、木質バイオマスの導入事例や補助制度について解説しています。
三重県松阪市小片野町において、平成26年1月1日から商業運転がスタートされている木質バイオマス発電所です。発電出力は5,800kWで、一般家庭に換算しておよそ1万世帯分の電力を供給できる施設です。
利用される燃料には、未利用材や一般材などの木質チップが使われており、年間でおよそ84,600トンの木質チップがエネルギー源として有効活用されています。
松阪市内のウッドピア木質バイオマス利用協同組合では平成20年度より、建設廃棄物や間伐材などを原料とした木質チップを、松阪木質バイオマス熱利用協同組合へ提供しています。
提供量は年間およそ2.8万トンとなっており、さらに木質チップを燃焼し発生させた上記は、食品メーカーなどへ供給されているそうです。
大台町にあるE2リバイブ(株)では移動式チッパーを活用して、未利用間伐材などのチップ加工を行い、さらにそれをストーブやボイラーなどの燃料として使えるよう同社のペレット製造施設で木質ペレットへ加工しています。
平成21年から始められた同事業では、年間約500トンの木質ペレットが生産されており、またそれらのペレットは燃料として販売しています。
平成28年7月1日に営業が開始された「グリーンエナジー津バイオマス発電所」は、津市雲出鋼管町に設置された木質バイオマス発電所です。年間48,000トンの未利用材や一般材を利用して、およそ一般家庭4.5万世帯分の電気を発電しており、また必要な木質バイオマスについては森林組合を含めた素材生産業者などが一部で自治体の支援を受けながら提供しています。
レッツ株式会社(三重県桑名市)は2019年2月、同県大紀町において、丸太を木質バイオマス燃料として利用する「丸太燃料ボイラー」を使った「滝原丸太発電所」の設置を発表しました。
同発電所では、丸太をそのまま燃焼させられるボイラーを使うことで、木材を破砕したりチップ化したりするコストを削減することができます。また、浮いた分の費用を丸太の買い取り費用へ転換することで、木質バイオマス関連業者や地元の山々へ還元できるシステムが強化されるということです。
三重県では、複数の木質バイオマス発電所や関連設備の稼働に伴って、木質バイオマスの需要が高まっていることを受けて、215年3月に「三重県木質バイオマスの燃料利用指針」を策定しました。
この指針により、以前は燃料や素材としての活用がされてこなかった間伐材や未利用材といったものについても一定の条件を設けることで、木質バイオマスとして価値を得られるチャンスが拡大されました。
三重県多気町では令和3年4月1日より、木質バイオマスの需要の高まりに合わせて、木質バイオマスとして受け入れられる木や竹の基準を策定し、中部プラントサービスがスムーズに木質バイオマスを買い取れる環境を構築しています。
また、木質バイオマスの買取費用として、中部プラントサービスから支払われる代金の他に多気町も補助金を設定しており、「木:4,000 円/トン(4.0円/kg)」・「竹:5,000 円/トン(5.0円/kg)」を基準として相応の補助金が支払われます。
木を選ばない
唯一無二のプラントを持つ
バイオマスエナジー社
木を原料に温風や水蒸気、バイオマスガスといった新たなエネルギーとしてリサイクルする画期的手法が、木質バイオマス。しかし、これまでバイオマスを燃やすプラントには燃料の制限があり、使いたい木材に対応できないというものばかりでした。
そうしたなかで、どんな木でも燃やせるプラントを誕生させたのが、バイオマスエナジー社です。当サイトでは、唯一無二のプラントを持つバイオマスエナジー社(2019年7月現在)に取材協力を依頼。実際にどんなプラントなのか、そしてコスト削減はどれくらいか。現地取材しレポートにまとめたので、ぜひご覧ください。