石川県の木質バイオマス導入事例

このページでは石川県の木質バイオマスの導入事例や、木質バイオマスに関連した補助制度などを紹介しています。具体的な情報を紹介していくので、木質バイオマスについて参考にしてください。

石川県での木質バイオマス導入事例

事例1.小松市「木質バイオマスボイラーの導入事例」

ショベルカーなどの重機を取り扱っているコマツは、2015年石川県の小松市にある粟津工場に木質ボイラーを導入した事例です。

省エネ・創エネに積極的に取り組んでおり、再生可能エネルギーの中でバイオマス・コジェネレーションによる電力・熱の利用をすることに決定。燃料となる木質チップは間伐材を地域の林業経営者から購入することで林業の活性化にも貢献を目指しており、2014年には石川県森林組合連合会と林業の包括連携協定を締結しています。森林組合と共同でのチップ製造の作業工程をひとつひとつ分析していき、製造業のノウハウを活かすことでコスト管理を徹底。チップ単価の大幅な削減にも繋がっています。

事例2.輪島市「チップ工場およびバイオマス発電所を建設した事例」

輪島バイオマス発電所での発電規模は1,994KWであり、一般家庭の約2,500世帯分にもなります。杉などの間伐材を年に約22,000トンを材料としており、環境にも配慮した発電所です。チップ工場も併設し、二酸化炭素の排出削減だけでなく、地域の雇用創出にも貢献できているでしょう。

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石川県で受けられるバイオマス関連の補助制度

石川県の再生可能エネルギー推進計画

石川県では平成9年3月に「石川県地域新エネルギービジョン」を策定し、「より豊かに美しく」をテーマに掲げ、再生可能エネルギーの導入を促進。さらに平成16年3月には「ふるさと石川の環境を守り育てる」条例を制定し、地球環境の保全を積極的に取り組み、再生可能エネルギーの導入を推奨し、県民にも普及啓発活動を実施しています。

現在では石川県の廃棄物処理施設において廃棄物を活用したバイオマス発電や、県浄化センターでの下水汚染から発生するメタンガスを利用したバイオマス発電などが導入されている現状です。

※2月調査時点の情報です。

石川県再生可能エネルギー導入支援融資

石川県では太陽光や風力、バイオマス、地熱などの再生可能エネルギーの導入を促進するために、再生可能エネルギーを活用した事業用の発電設備などの設置を行う県内にある中小企業に対して融資が行われています。融資限度額は2億円で、運転資金2000万円以内です。融資利率は1.6%以内となっており、期間が10年を超える場合は変動金利で1.75%以内とされています。

もし融資を考えているなら、企画課エネルギー対策室まで相談してみてください。手続きの流れや申請条件などを詳しく説明してくれるでしょう。

取材協力
バイオマスエナジー社の公式HPキャプチャ
引用元HP:バイオマスエナジー社公式HP
https://www.bme.co.jp/wp/

木を選ばない
唯一無二のプラントを持つ
バイオマスエナジー社

木を原料に温風や水蒸気、バイオマスガスといった新たなエネルギーとしてリサイクルする画期的手法が、木質バイオマス。しかし、これまでバイオマスを燃やすプラントには燃料の制限があり、使いたい木材に対応できないというものばかりでした。

そうしたなかで、どんな木でも燃やせるプラントを誕生させたのが、バイオマスエナジー社です。当サイトでは、唯一無二のプラントを持つバイオマスエナジー社(2019年7月現在)に取材協力を依頼。実際にどんなプラントなのか、そしてコスト削減はどれくらいか。現地取材しレポートにまとめたので、ぜひご覧ください。

コスト削減の切り札!?
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