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どんなメリットがある?

産業廃棄物のリサイクルは必要?
どんなメリットがある?

業廃棄物のリサイクルの必要性とともに、どんなメリットがあるのかまとめました。

産業廃棄物のリサイクルが必要な理由

産業廃棄物のリサイクルが必要な理由は多岐にわたります。ここでは、その中でも特に重要な理由を挙げて説明します。

資源の有効的な利用のため

産業廃棄物のリサイクルは、資源の有効利用に直結します。多くの産業廃棄物はリサイクルすることで、新たな資源として再利用が可能です。これにより、資源の枯渇を防ぎ、持続可能な社会の実現への貢献が期待できます。例えば、金属くずやプラスチックは再生資源として活用されることが多く、これにより新しい資源の採掘を減少させられます。

埋め立て処分の限界

埋め立て処分地は有限であり、そのキャパシティには限界があります。産業廃棄物のリサイクルを推進することで、埋め立て地の使用量を減少させることができます。これにより、新たな埋め立て地の確保が不要になり、環境負荷を軽減。埋め立て処分は土壌や地下水の汚染リスクを伴うため、リサイクルの推進はこれらのリスクを低減する効果もあります。

産業廃棄物のリサイクルによるメリット

産業廃棄物のリサイクルには多くのメリットがあります。以下に、その代表的な例を挙げて説明します。

廃棄物処理費用のコストカットができる

リサイクルによって廃棄物処理費用の削減が可能です。産業廃棄物を適切にリサイクルすることで、廃棄物の量を減らし、その結果、廃棄処理にかかるコストを大幅に削減。例えば、金属くずをリサイクルして新しい製品を製造する企業は、廃棄物処理費用を節約できるだけでなく、材料費も削減にも繋がるでしょう。

企業ブランドのイメージアップに繋がる

環境に配慮した企業活動は、企業のブランドイメージを向上させます。産業廃棄物のリサイクルに積極的に取り組む企業は、環境保護への意識が高いと見なされ、消費者や取引先からの信頼を得やすくなります。これにより、企業の競争力が向上し、長期的な成長につながる可能性があります。産業廃棄物のリサイクルは、環境保護やコスト削減など、多くのメリットをもたらしてくれるのです。

産業廃棄物はどんな風にリサイクルできる?

リサイクルの方法は廃棄物の種類によって異なり、それぞれの特性を活かしたリサイクル方法が存在します。以下に、代表的な産業廃棄物である廃油、金属くず・鉄スクラップ、廃プラスチック、汚泥、木くずのリサイクル方法についてまとめました。

廃油

廃油は、工場の機械や車両のメンテナンスなどで使用された後に不要になった油のことです。廃油はリサイクル可能であり、再生燃料として利用されることが多いです。具体的には、廃油を精製して新たな潤滑油や燃料油として再利用する方法があります。また、一部の廃油は、アスファルトの原料や重油代替品としても使用。廃油のリサイクルは資源の節約と環境保護の両方に貢献します。

金属くず・鉄スクラップ

金属くずや鉄スクラップは、製造過程や解体作業から出る金属の廃材です。これらはリサイクルしやすい素材であり、新しい金属製品の原料として再利用されます。リサイクルのプロセスでは、まず金属くずを集めて選別し、不要な物質を取り除きます。その後、溶解して新しい製品に成形されます。金属は基本的に何度でもリサイクル可能な素材なため、持続的な資源の循環に一役買ってくれる存在です。

廃プラスチック

廃プラスチックは、産業活動から出るプラスチック製品の廃材です。リサイクル方法としては、機械的リサイクルと化学的リサイクルの2つがあります。機械的リサイクルでは、廃プラスチックを粉砕して再びプラスチック製品として成形します。一方、化学的リサイクルでは、廃プラスチックを化学的に分解して新しい化学原料に変換します。これにより、プラスチック資源の有効利用が進み、環境負荷の軽減につながります。

汚泥

汚泥は、産業廃水の処理過程で発生する泥状の廃棄物です。汚泥のリサイクルには、焼却処理や堆肥化などの方法があります。焼却処理では、汚泥を燃焼させて熱エネルギーを回収し、発電や温水供給として活用。一方、堆肥化では、汚泥を微生物の力で分解し、農業用の堆肥として再利用します。これにより、汚泥の廃棄量を減らし、資源の有効利用に繋げます。

木くず

木くずは、木材加工や建設現場などから出る木材の廃材です。木くずのリサイクル方法としては、主にチップ化とバイオマス発電があります。チップ化では、木くずを細かく粉砕して木材チップにし、製紙や建材の原料として再利用します。また、バイオマス発電では、木くずを燃料として使用し、発電や熱供給を行います。木くずのリサイクルは、森林資源の保護と再生可能エネルギーの利用に貢献します。

このように、産業廃棄物のリサイクルは多岐にわたり、それぞれの廃棄物の特性を活かした方法で行われています。リサイクルを進めることで、環境負荷の軽減と資源の有効活用が期待できます。

産業廃棄物のリサイクルを依頼する際の流れとは

産業廃棄物のリサイクルを依頼する際には、いくつかの重要なステップを踏む必要があります。これらのステップを理解し、適切に進めることで、スムーズにリサイクルを進行することができます。以下では、リサイクル業者との契約から最終的なリサイクルまでの流れを詳しく説明します。

1.リサイクル業者と契約

リサイクル業者と契約する際には、まず業者の信頼性や実績を確認することが重要です。業者選びにおいては、過去の実績や口コミ、料金体系を比較検討しましょう。また、契約書には具体的な処理方法や料金、スケジュールなどの詳細が記載されているかを確認することが大切です。契約時には、不明点や不安点があれば業者に直接問い合わせて解決するようにしましょう。

2.リサイクル車の配車

契約が成立した後は、リサイクル車の配車を手配します。配車スケジュールは業者と事前に打ち合わせ、廃棄物の量や種類に応じた適切な車両を選定します。配車の際には、安全に配慮し、適切な積載方法を指示することが求められます。廃棄物が異なる場合は、それぞれに応じた配車が必要になるため、事前の調整が不可欠です。

3.産業廃棄物の収集・運搬

リサイクル車が到着したら、産業廃棄物の収集と運搬を行います。収集時には、分別がしっかりと行われているか確認し、適切な方法で積み込みます。運搬に関しては、安全運転を徹底し、指定された処理施設までの運搬を行います。運搬中に廃棄物がこぼれないよう、しっかりと固定することも重要です。

4.中間処理

収集された産業廃棄物は、中間処理施設で処理されます。中間処理には、焼却や破砕、選別などの方法が含まれます。この段階では、リサイクル可能な素材と最終処分が必要な廃棄物とを分ける作業が行われます。中間処理が適切に行われることで、最終的なリサイクル効率が向上します。

5.リサイクル

最後に、中間処理で分別された素材がリサイクルされます。リサイクルされた素材は、新しい製品の原材料として再利用されます。例えば、金属は新しい金属製品に、プラスチックは再生プラスチックとして使用されます。このように、産業廃棄物が新たな資源として生まれ変わることで、環境負荷の軽減に貢献します。

産業廃棄物のリサイクルを依頼するときの注意点

産業廃棄物をリサイクルする際には、どんな業者に依頼するかも重要です。リサイクルが適切に行われなかった場合、法的なトラブルや環境汚染のリスクが生じることがあります。

産業廃棄物のリサイクルを依頼する際に、特に注意しておくべきポイントについてわかりやすくまとめました。

産業廃棄物の収集運搬・処理の許可を得ているか

はじめに確認したいのは、リサイクル業者が産業廃棄物の収集運搬や処理に必要な許可を持っているかどうかです。この許可がない業者に依頼してしまうと、廃棄物が不適切に処理される可能性があり、最終的には依頼したあなたにも責任が及ぶことがあります。

産業廃棄物の処理は法律で厳しく規制されているため、無許可業者に頼んだ場合、廃棄物処理法に違反することになり、罰則を受ける可能性も。そのため、業者を選ぶ際は必ず許可証を確認しましょう。

契約書を結ぶ

次に大事なのが、リサイクル業者と契約書を交わすことです。契約書には、リサイクルの内容や費用、責任の範囲などが明確に記載することがポイントです。特に、どのような方法で廃棄物がリサイクルされるのか、リサイクルで生じる副産物や廃棄物の処理方法についてもしっかり明記しましょう。

契約書は後々のトラブルを防ぐための大切な書類ですから、内容に納得した上で契約を結びましょう。不安な点があれば、遠慮なく業者に質問し、不明点・疑問点が残った状態で契約を交わさないようにしてください。

マニフェストを用意する

産業廃棄物のリサイクルを依頼する際には、「マニフェスト」という書類を準備する必要があります。マニフェストは、廃棄物がどのように処理されたかを追跡するための書類で、廃棄物が適切に処理されたことを証明する重要なものです。

もしマニフェストがなければ、廃棄物がどこでどのように処理されたのかを確認することができません。また、マニフェストに不備や虚偽の内容が記載されていた場合には、依頼者であるあなたにも責任が問われおそれも。マニフェストの作成と管理は、安心してリサイクルを進めるための大切なステップです。

実績があるか

リサイクル業者の実績も確認しておきたいポイントのひとつです。実績のある業者は、これまでにたくさんの廃棄物を適切に処理してきた信頼できる証拠とも言えます。

また、実績が豊富な業者であれば、いろいろな種類の廃棄物に対応できるノウハウや設備がしっかり整っている可能性が高いもの。安心して任せられる業者を見つけるためにも、過去の処理実績やお客様の評判、そして業者が提供しているリサイクル技術や方法について、事前に調べておきましょう。

これらをチェックしたうえで信頼できる業者にリサイクルを依頼しましょう。

木材がメインの廃材であれば自社での対応も検討してみよう

木材を主な廃材とする場合、自社でリサイクル対応を検討する価値があります。木材はリサイクルがしやすく、新たな資源として再利用可能です。必要な設備や技術を確認し、木材をチップにする機械や燃料として利用する設備を導入します。チップはボイラー燃料やバイオマス燃料に利用でき、自社製品の一部にもなります。これにより廃材の無駄を減らし、コスト削減も期待できます。当サイトでは木材であればなんでも燃やせるバイオマスボイラーを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

取材協力
バイオマスエナジー社の公式HPキャプチャ
引用元HP:バイオマスエナジー社公式HP
https://www.bme.co.jp/wp/

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バイオマスエナジー社

木を原料に温風や水蒸気、バイオマスガスといった新たなエネルギーとしてリサイクルする画期的手法が、木質バイオマス。しかし、これまでバイオマスを燃やすプラントには燃料の制限があり、使いたい木材に対応できないというものばかりでした。

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