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このページでは、産業廃棄物の上手な扱い方について説明しています。産業廃棄物の処理にかかるコストをおさえ、より多い利益を出すために、ぜひおさえておきたいポイントを、4つにまとめました。
産業廃棄物にかかるコストを削減するための最も手軽な方法は、「処理業者に委託する産業廃棄物をあらかじめ分別しておくこと」です。その理由と方法について、それぞれみていきましょう。
産業廃棄物の処理を業者に依頼すると、たいていの場合、実際に廃棄物を引き取る当日よりも前に現場に確認に来ます。それは、産業廃棄物の種類によって、引き取る価格がことなるからです。
電話口で種類を確認すればよいのではないか、と思うかもしれません。けれども、外部の業者へ仕事を委託する際などは、あまり産業廃棄物などに関する知識がない人が行なう場合も少なくないようです。小さい規模の会社であれば社長自ら、というケースもあり、得意分野でないために打ち合わせが進まない可能性もあります。複数種類の産業廃棄物が混ざっていると、うちわけや分量など、説明するのはさらに困難です。
複数の種類がある産業廃棄物の中で、主なものの引きとり価格についてみていきましょう。処理業者によって、もちろん料金設定には差がありますので、おおよその目安としてぜひ参考にしてみてください。
※どの産業廃棄物も、1立方メートルあたりの相場です。
産業廃棄物の種類によって、引き取り価格が異なることがわかりました。では、複数種類の廃棄物が混じり合った状態まま業者に委託すると、どうなるでしょうか。その場合、たいていは1立方メートルあたり8,000円となります。つまり、すべてが木くずである場合と同じ扱いになってしまうのです。明らかに割高であることがわかります。
そのため、産業廃棄物処理業者に現地で見積もりをしてもらう場合には、あらかじめ分別をすませておくことがコスト削減につながるわけです。
産業廃棄物処理にかかるコストを少しでもおさえるためには、分別が有効だということがわかりました。けれども実際、分別するのは可能なのでしょうか。事業内容にもよりますが、工場などで発生する産業廃棄物はさまざまです。代表的なところでは、さまざまな状態や形状の木くず、ビニールやポリタン・ポリバケツなどの廃プラスチック類、そして金属のパーツや切削くずなどの金属くずです。
化学工場などで排出される廃液など一部危険がともなうものや、あるいは何に分類されるかわからないものに関しては、分別は難しいかもしれません。けれども木くずやプラスチック類など、見た目から分かりやすいものは、特別な知識がなくても分別できるはずです。これまで、大きなコンテナなどにさまざまな産業廃棄物をまとめて詰め込んでおき、それをそのまま処理業者に委託していたのであれば、割高な料金を支払っていたはずです。コストを削減したい場合は、分別の意識をしてコンテナに詰め込むのが効果的です。ぜひ試してみてください。
産業廃棄物の処理を委託する業者は、長年の付き合いがあると、なかなか変更しづらいものです。だからといって、何とかコスト削減をしようと努力しているときに「他の業者よりに頼むよりもかなり多くの料金を払っている」状態であれば、やはり変更せざるを得ません。
産業廃棄物の処理は、その分野の知識や一般的な相場の知識がなければ「自社が払っている料金が高いのか安いのか」といったことはきわめて判断しづらいです。また、業者によって処理するのを得意としている産業廃棄物の種類も異なるもの。得意なものであれば、比較的安い料金で処理を請け負うケースが多くなります。けれども、「これは得意。でもこれは不得意だから料金が標準よりもやや高めです。」などとわざわざ公表することは考えにくいでしょう。
おすすめしたいのが、複数の産業廃棄物処理業者に見積もりを依頼(=相見積もり)することです。そうすれば、今現在、会社が利用している業者に支払っている料金が高いのか、あるいは安いのかが分かります。また、特定の種類の廃棄物のみの相見積もりをしてみるのもよいでしょう。「この種類の廃棄物はこのくらいが相場かな」といった目安が付けられるようになります。
ここまで、「産業廃棄物の処理を外部業者に全て委託する場合」のコスト削減方法について説明してきました。ただ、「できるかぎり自社で取り扱う」という考え方ももちろん可能です。むしろ、地球環境を大切にするという観点では、そのほうがよりよい方法だともいえます。たとえば、発生する産業廃棄物の量自体が少なくなるように、生産プロセスを見直すのもそのひとつです。
生産プロセスの変更が不可能場合は、工場の設備を新しくするのもまたひとつの手です。もちろん、設備を新たに導入するとなると、多額のコストが発生してしまいます。けれども、最新の設備は産業廃棄物の分別がしやすいシステムになっていたり、あるいは最終的な産業廃棄物の排出量が少なくなるよう設計されているものが多いです。長期的にみて費用対効果が優れているのかを判断した上で導入を検討してみましょう。
工場に処理施設そのものをつくるのも、環境にやさしく工夫次第ではコスト削減につながる産業廃棄物処理方法だといえます。たとえば、メッキ工場などで発生する廃液などには、六価クロムが含まれている場合があります。六価クロムの濃度が一定以上だと「特別管理産業廃棄物」に該当します。そのため、処理業者が設定している料金が高額であるケースもめずらしくありません。
特別管理産業廃棄物が毎回大量に排出される場合などは、自社の処理施設を所有してしまうほうが、コストをおさえられる可能性が充分にあります。専門処理業者ではないので、下水放流できるまでの状態にすることは難しいですが、一定レベルまでの処理は可能です。そうしてから処理業者に委託すれば、料金はぐっと安くなります。
木くずなど、木材の産業廃棄物の場合も同様に、自社の処理施設を活用する方法が有効です。単なる木くずとして、全てをそのまま処理業者に丸投げしてしまうのは、とてももったいないことだといえます。特別管理産業廃棄物に該当するような廃液の場合と異なり、木材は燃料として活用でき、電気や熱を発生させることが可能です。それを上手にビジネスにつなげることも、決して不可能ではありません。
もちろん、施設をむやみに設置するのが得策とは一概には言えませんが、自社の状況を考えた上で、処理施設の導入を検討するのは一つの手になり得るのです。
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木を原料に温風や水蒸気、バイオマスガスといった新たなエネルギーとしてリサイクルする画期的手法が、木質バイオマス。しかし、これまでバイオマスを燃やすプラントには燃料の制限があり、使いたい木材に対応できないというものばかりでした。
そうしたなかで、どんな木でも燃やせるプラントを誕生させたのが、バイオマスエナジー社です。当サイトでは、唯一無二のプラントを持つバイオマスエナジー社(2019年7月現在)に取材協力を依頼。実際にどんなプラントなのか、そしてコスト削減はどれくらいか。現地取材しレポートにまとめたので、ぜひご覧ください。